知っておきたいカンパニュラの花言葉と歴史

知っておきたいカンパニュラの花言葉と歴史
初夏が旬のお花、カンパニュラ。ブルーやパープルといった、涼やかな色のお花を咲かせる植物です。
ガーデニングの定番のお花ですが、切花としての人気も近年高まってきました。
今回はそんなカンパニュラのお花についてを解説。花言葉から歴史まで詳しく見ていきますので、プレゼント選びの参考にしてくださいね!
カンパニュラってどんな花?

| 植物名 | カンパニュラ |
| 学名 |
Campanula |
| 科名 | キキョウ科 |
| 属名 | ホタルブクロ属 |
| 原産地 | 南ヨーロッパ |
| 開花時期 | 4月〜7月 |
カンパニュラは釣鐘型のお花が可愛らしい植物で、出回りは6月ごろから7月くらいまで。旬は初夏〜夏にかけてです。
透けるような色合いの花びらが特徴的で、夏を代表するお花の一つ。寒色系の色合いですので、お部屋に飾ると涼やかな雰囲気を楽しむことができます。
平成初期にガーデニングで流行していたのですが、最近はリバイバル流行が始まっていて、特に花束やフラワーアレンジメントなどのフラワーギフトに使用されることが多くなりました。
おしゃれで可愛らしいお花ですので、ぜひ飾ってみてくださいね。
カンパニュラの名前の由来は?

カンパニュラは下向きに咲く「鐘」のような形のお花が特徴です。「鐘」はラテン語で「campana(カンパーナ)」と言いますが、
ラテン語ではお尻に「ula」がつくと「小さい」という意味がつきますので、「カンパニュラ(Campanula)」は「小さい鐘」という意味になるのです。
英名では「Bellflower(ベルフラワー)」と呼ばれますが、これも鐘の形が由来となっています。
日本では昔、カンパニュラを風鈴草と呼んでいましたが、これは風鈴に似ていることから付けられた名前です。
国が違っても、似たような名前が付けられているのは面白いですね。
カンパニュラの花言葉一覧

カンパニュラの花言葉は「感謝」「誠実な愛」「共感」「節操」「思いを告げる」です。どれもポジティブなイメージの言葉が選ばれています。
花びらの清々しい色合いと、天に向かって真っ直ぐと伸びる様子から「誠実な愛」という花言葉が付けられています。結婚記念日のプレゼントにピッタリですね。
またカンパニュラのお花は鐘の形をしています。ヨーロッパにおいて鐘は教会を意味するもので、キリスト教の教えを思わせます。
そのことから「感謝」や「節操」という花言葉が付けられています。
紫色のカンパニュラの花言葉

紫色のカンパニュラの花言葉は「大望」と「希望」です。上に伸び上がるような強いイメージをもつ花言葉が付けられています。
この花言葉はギリシャ神話が由来になっています。カンパニュールという精霊が黄金のリンゴを守っていたのですが、リンゴを奪おうと果樹園に忍び込んだ悪い兵士によって殺されてしまいます。
精霊が死んでしまったことに悲しんだ花の女神フローラは、鐘の形をした花に変えてその死を憐れみました。
死んでしまっても花の姿に変わって生き続けることができたので「希望」という花言葉が付けられたとされています。
白いカンパニュラの花言葉

白いカンパニュラの花言葉は「感謝」「誠実」です。これは白い色合いと鐘のような花の姿が由来です。
先述したように鐘は教会を意味するモチーフだとされており、キリスト教の教えと結びつきます。
また、カンパニュラの白は純白で透けるような美しさを持ち合わせることから、「感謝」「誠実」といった真っ直ぐな花言葉が付けられているのです。
ピンク色のカンパニュラの花言葉

ピンク色のカンパニュラの花言葉は「不変」です。こちらは先述のギリシャ神話に由来されると考えられていて、
死んでしまった精霊がカンパニュラの花に姿が変わってしまっても不変の命がそこにある、という意味合いで付けられたものと考えられています。
ブルーやパープルといった寒色系の印象が強いカンパニュラですが、最近は優しい色合いのピンク色のカンパニュラも人気です。
花束やフラワーアレンジメントに入れると、可愛らしく、上品にまとまります。
カンパニュラの歴史は?

カンパニュラは古くから人に親しまれてきたお花です。植物としての歴史は非常に古く、化石や遺伝子の研究からは、およそ3000万年以上前にはすでにカンパニュラの祖先にあたる植物が存在していたと考えられています。
現在では500種以上のカンパニュラが確認されており、主にヨーロッパやアジア、北アメリカといった北半球を中心に、さまざまな環境に適応しながら生息しています。 ここではカンパニュラの歴史について紐解いていきましょう。プレゼントする際のうんちくとしてお役立てください。
(出典元:英国王立植物園「Campanula」)
(参考文献:Roquet et al. (2009). "Reconstructing the history of Campanulaceae...")
カンパニュラは元々食用だった!?

中世ヨーロッパでは修道院の庭や家庭の菜園で、野菜として育てられていたことがわかっています。
最も親しまれていたのは『カンパニュラ・ラプンクルス(Campanula rapunculus)』という種で、白く太い根っこは甘みがあり、サラダにされたり、スープの具として食べられていました。
また、古くは喉(のど)の炎症を抑える薬草として利用された歴史もあり、生活に密着した植物だったようです。
(出典元:Botanical.com (A Modern Herbal by Maud Grieve))
ヨーロッパの庭園文化と共に発展!

17世紀になると、園芸大国であるイギリスやオランダなどで庭園植物として人気を博します。
特に愛されたのは『カンパニュラ・メディウム(Campanula medium)』という品種。
イギリスでは『カンタベリー・ベルズ』の名で親しまれ、今でも広く愛されているお花です。
その後、19世紀の園芸ブーム(ヴィクトリア朝)に合わせて品種改良が進み、花びらが二重になったものや、カップ&ソーサーのような形をしたユニークなカンパニュラも誕生しました。
こうしてイギリスやフランス、ドイツなどの庭園でポピュラーな存在となり、その可愛らしさが世界中に浸透していったのです。
(出典元:John Gerard, The Herball or General History of Plants (1597), Chapter 116 "Of Throatwort, or Canterbury Bells".)
(出典元:英国王立園芸協会「Campanula medium」)
日本にもカンパニュラが自生している?

一般的にカンパニュラは洋花として知られていますが、実は日本にもカンパニュラ属のお花が自生しています。
中でも代表的なのは『ホタルブクロ』というお花で、本州や四国、九州などに分布しています。お花の中に蛍を入れて光らせて遊ぶのにちょうどいい大きさのため、このような素敵な名前が付けられたと言われています(※諸説あり)。
ホタルブクロは夏の季語として江戸時代の俳句にも登場しており、古くから日本の原風景として愛されてきました。 そのほかにも『ヤツシロソウ』というお花もカンパニュラの仲間で、日本の山地に群生しています。
(出典元:Campanula punctata Lam. | Plants of the World Online)
ヨーロッパのカンパニュラが来たのは明治時代

洋花としてのカンパニュラが日本に本格的にやってきたのは、明治くらいとのことです。文明開化と共に多くの西洋植物が導入されましたが、カンパニュラもその一つだったと考えられています。
その姿が日本のホタルブクロに似ていたことや、花の形が風鈴を思わせることから、日本では『風鈴草(フウリンソウ)』や『釣鐘草(ツリガネソウ)』という和名が付けられ、西洋式庭園などを彩るようになりました。
大正時代にはハイカラな園芸植物として認知され、昭和初期には切花として生け花の花材に用いられることもあったそうです。 戦後になると、丈夫で育てやすいことから花壇などにも広く植えられるようになり、初夏を告げる花として定着していったと考えられています。
(出典元:ヤサシイエンゲイ植物図鑑データベース「カンパニュラ・メディウム」)
カンパニュラは、あの「ラプンツェル」の由来?

グリム童話の一つ「ラプンツェル」の名前は「カンパニュラ・ラプンクルス」に由来しているとされます。
ラプンツェルの母親が妊娠中に、魔女の育てた「ラプンツェル」という植物を食べてしまったことで子供を奪われてしまうのですが、
このラプンツェルというお花がカンパニュラ・ラプンクルスの可能性が高いらしいのです。
グリム童話が作られた当時、カンパニュラは一般的に食用とされていて、修道院で育てられることもあったようなので、設定としても違和感はありませんね。
そうした経緯もあり、またディスニー映画などの影響もあって、カンパニュラは「ラプンツェルの花」として知られています。
初夏が旬!爽やかなカンパニュラを飾ろう!

カンパニュラの旬は初夏から夏にかけてです。涼やかな色合いが夏にピッタリですので、6月〜7月に誕生日などのお祝いがある方にはカンパニュラのギフトがおすすめ。
ここではシーン別におすすめのフラワーギフトをご紹介します。カンパニュラは素敵な花言葉がいっぱい付けられているので、日ごろ伝えられない思いを花に乗せて贈りやすいはず。
&YOUKAENで期間限定で販売しているおすすめカンパニュラ商品もご紹介しますので、ギフト選びの参考にしてくださいね。
誕生日にはカンパニュラが入った花束を
もし大切な人が誕生日を迎えるときは、カンパニュラの他に夏が旬のお花や枝ものを一緒に束ねた、ボリュームいっぱいの花束をプレゼントするのが素敵です。
カンパニュラの花言葉「感謝」「誠実な愛」に思いを託して、日頃伝えることのできない感謝の気持ちを伝えましょう。
花束をプレゼントする際は花瓶があるかどうかを確認してプレゼントするようにしてくださいね。
また、飾るときは直射日光の当たらない日陰に飾ってもらうように伝えることができると、なおGood!
誕生日にもおすすめですが、結婚記念日もおすすめですよ。
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ご自宅用にはカンパニュラを花瓶に入れて
プレゼントにおすすめのカンパニュラですが、ご自宅用のインテリアとしてもおすすめです。
カンパニュラは一本に対してたくさんのお花を付けますので、カンパニュラだけをまとめて飾るのも素敵ですよ。
涼やかな色合いがお部屋に涼を運んでくれます。存在感もしっかりとありますので、きっと気に入っていただけるはずです。
ガラスの花瓶に飾っていただくのがフローリストとしてはおすすめ。器も合わせて季節感を表現できたら素敵ですよね。
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まとめ

カンパニュラの花言葉は「感謝」「誠実な愛」「共感」「節操」「思いを告げる」です。ポジティブな花言葉が多いので、贈り物に最適!
特に「感謝」や「誠実な愛」に思いを託して、誕生日や結婚記念日にプレゼントするのがおすすめ。
もちろんご自宅用としてもおすすめですので、初夏にはカンパニュラのお花を飾って季節をお楽しみください!
◆修正履歴
2025年12月10日:一部年号を修正。参考文献・出典情報を追記。
Mar 31, 2025



