トルコキキョウの花言葉は?歴史についても解説

トルコキキョウの花言葉は?歴史についても解説
ふわふわとした花びらが魅力的なお花、トルコキキョウ。一本に対して複数輪お花がつくので、ちょっぴりお得感のあるお花です。
花持ちも良く、淡い色合いも素敵でとっても人気があります。フラワーギフトやウェディングだけでなく、お葬儀などでも使用され、今では必要不可欠なお花です。
今回はそんなトルコキキョウについてを詳しく解説。花言葉から歴史まで、細かくお教えいたします。
ぜひ、プレゼント選びの参考にしてくださいね。
トルコキキョウの基本概要

植物名 | トルコキキョウ(リシアンサス) |
学名 | Eustoma grandiflorum |
科名 | リンドウ科 |
属名 | ユーストマ属 |
原産地 | 北アメリカ |
開花時期 | 5月~9月 |
トルコキキョウはリンドウの仲間です。原生地は北アメリカの南西部で、平原や河口に生息しています。
元々は一重咲きの可愛い小花ですが、品種改良が進められてボリューミーな品種が増えました。
カラーバリエーションが豊富で、白、紫、ピンク、黄色、クリーム色、緑等、ベージュ等、さまざまな色合いのトルコキキョウが販売されています。
ウェディングのシーンやお葬儀でも使用されることの多いお花で、今の日本の花き業界では欠かせない存在となっています。
トルコキキョウの花言葉

トルコキキョウの花言葉は「優美」「すがすがしい美しさ」「希望」「永遠の愛」「感謝」です。
どれもポジティブな意味合いがあり、特に「感謝」という花言葉はさまざまなシーンにフィットする花言葉です。
日頃の感謝の気持ちを込めてプレゼントする誕生日の贈り物や、結婚記念日の贈り物、またビジネスのシーンにもとってもおすすめなお花。
お花自体もおしゃれでかつ馴染みやすいので、大切な方にはぜひともトルコキキョウをお贈りくださいませ。
白いトルコキキョウの花言葉

白いトルコキキョウの花言葉は「永遠の愛」「思いやり」。結婚記念日のプレゼントにおすすめです。
白いトルコキキョウは純白で清楚な風合いがあるため、結婚式やお葬式などの冠婚葬祭にも使用されます。
フラワーギフトでも使用される機会の多いお花で、特に淡いピンク系のお花や白グリーン系のお花などに良く入っています。
白いトルコキキョウだけ束ねたお花もとっても素敵ですよ。
ピンクのトルコキキョウの花言葉

ピンクのトルコキキョウの花言葉は「優美」です。花を下向きにした時の様子が、女性のドレスのように見えることからつけられたそうです。
また、ピンク色の優しくて品のある色合いからつけられたという説もあります。
こちらのピンク色のトルコキキョウも冠婚葬祭に使用されることが多いお花ですが、アレンジメントや花束などのフラワーギフトでもとっても人気です。
中でも八重咲きのふりふりしたお花が女性に人気。一本飾るだけでも様になりますので、店頭で見かけたらぜひ購入して見てくださいね。
紫のトルコキキョウの花言葉

紫のトルコキキョウの花言葉は「希望」です。シーンを問わずにプレゼントできる色合いなので、誕生日や結婚記念日などのラフなシーンから、
就任祝いや移転祝いなどのフォーマルなシーンでもよく贈られています。また、ホテルなどの厳かな場所でも飾られることの多いお花です。
色合いは淡いものからこっくりとした紫まであり、特に淡いトルコキキョウは若い女性の間で人気です。夏には青いお花と合わせて花束に仕上げると、涼やかな印象でお薦め。
黄色いトルコキキョウの花言葉

ちょっと珍しい黄色いトルコキキョウ。花言葉は「毅然とした態度」「すがすがしい美しさ」です。
海外では喜びや幸福を意味するお花として知られている様です。黄色いトルコキキョウはクリーム色からレモンイエローのようなポップな色まであり、主にフラワーギフトとして用いられることが多いお花です。
花言葉の「毅然とした態度」とは、数あるお花の中でも黄色いトルコキキョウが目をひくことからつけられたとされています。
緑のトルコキキョウの花言葉

緑のトルコキキョウの花言葉は「良い語らい」です。少し他の色の花言葉とは異質な雰囲気がありますね。
これはトルコキキョウの属名である「ユーストマ」から来ていて、ユーはギリシャ語で「良い」、ストマはギリシャ語で「口」という意味です。
大きな口を開けるようにして花ひらく様子から名付けられたものですが、その姿から「良い語らい」という花言葉がつけられているのです。
なお緑色のトルコキキョウも少しめずらしく、白にほんのり緑が乗る程度の爽やかなもの。でもとってもおしゃれですよ。お花屋さんで注目してみてくださいね。
トルコキキョウの歴史について

トルコキキョウの原産地は北アメリカで、ロッキー山脈の南にある高原地帯で、そこに自生していました。
南部の開拓時代にアメリカからイギリスに渡り、その後は品種改良が進められてきました。学名は「ユーストマ」で、ユーは良い、ストマは口です。
アメリカでは「草原のリンドウ」という呼ばれ方や「テキサスの青い鐘」と呼ばれるのだと言います。
園芸家たちにより品種改良が進められていたのですが、栽培方法が確率されることがなく、しばらくは日の目を見ない時代が続きます。
日本におけるトルコキキョウの歴史

トルコキキョウが日本にやってきたのは1933年、昭和の初期です。当時が「リシアンサス」という名前でもたらされました。今でもお花屋さんではリシアンサスと呼んでいます。
初めのうちはやはり栽培方法が確率されず、普及はしませんでした。1950年ごろになって長野県の水田地帯で育てられる様になり、品種改良が盛んに。
今では日本の品種が世界のトルコキキョウをリードしています。農家さんたちの努力のおかげで、今では通年の出回りがありますが、開花時期は7月~9月でした。
トルコキキョウの名前の由来は?

実はトルコキキョウというお花は北アメリカが原産で、しかもキキョウの仲間ではありません!
この「トルコ」という名前は、お花の形がトルコのターバンに似ていることからつけられ、キキョウは単純にキキョウと勘違いされたことからつけられました。
他にもトルコ石に似ていることからつけられたという説もありますが、トルコ石はトルコでは採掘されない石だそうです。
お花屋さんでは「リシアンサス」という名前で呼ばれています。これは19世紀ごろにイギリスに持ち込まれた際、そのように呼ばれていたことが由来です。
トルコキキョウをプレゼントするシーン

トルコキキョウは花言葉も素敵。さらに一本に対して複数のお花がつくなど、ボリューム満点。
お花屋さんとしても非常に使い勝手の良いお花ですので、さまざまなシーンで使用されます。
ここではお花屋さんが考える、トルコキキョウをプレゼントするのにピッタリなシーンをご紹介。花言葉に思いを託して、シーンを華やかに彩ましょう。
トルコキキョウはウェディングで大活躍!

特に白いトルコキキョウはウェディングに大人気。ウェディングブーケはもちろん、卓上装花やメインテーブルの装花など、さまざまな場面で使用されています。
白いトルコキキョウは混じり気のない純白です。またふわふわとした質感もウェディングシーンにピッタリで、晴れの日を彩るお花として人気があります。
真っ白なウェディングドレスと合わせて持つウェディングブーケには必ずといっていいほど入っています。
花言葉の「優美」「すがすがしい美しさ」「希望」に思いを託して、ウェディングシーンにはトルコキキョウをブーケや卓上装花に入れてみるのが素敵です。
誕生日にもおすすめ!

トルコキキョウは非常にボリュームのあるお花なので、誕生日のプレゼントとしてもお薦めです。
花束やフラワーアレンジメントに入っているだけで、ボリュームいっぱいに仕上がるのが特徴。せっかくの誕生日のプレゼント、華やかにお祝いしたいですよね。
トルコキキョウの「感謝」という花言葉に思いを託して、日頃の感謝の気持ちをお花で伝えるのが素敵です。
ちなみにトルコキキョウの旬は夏なので、夏に誕生日を迎える方には特にお薦めですよ!ぜひ、お祝いのシーンにはトルコキキョウをお贈りください。
結婚記念日の花束にも人気!

トルコキキョウの花言葉「希望」「永遠の愛」「感謝」に託して、日頃伝えることのできない愛と感謝の気持ちを花束にしてプレゼントするのが人気です。
トルコキキョウはふりふりとした花姿が女性に人気。奥さんにプレゼントすれば、喜んでいただけること間違いなしです!
結婚記念日には花束を食卓に飾って、普段とは違う雰囲気を味わうのも素敵ですよ。花瓶を倒さないようにたっぷり水を入れて、飾ってくださいね。
まとめ

トルコキキョウの花言葉は「優美」「すがすがしい美しさ」「希望」「永遠の愛」「感謝」。オールラウンダーなお花で、結婚式やお葬儀、フラワーギフトに必ずといっていいほど使用されているお花です。
花もふりふりとして可愛く、持ちも良いためお花をあまり飾ったことがない!という方にもおすすめ。
誕生日や結婚記念日、歓送迎会の花束・フラワーアレンジメントにお薦めです。お花屋さんでは「トルコキキョウを入れてください!」とリクエストすると、それにあったデザインに仕上げてくれますよ。
&YOUKAENでもトルコキキョウを使用したフラワーギフトを多数用意しておりますので、ぜひご覧くださいませ。
Feb 24, 2025