百合(ユリ)の花言葉と歴史!白やピンクなど色別の意味を解説
Feb 26, 2025

百合(ユリ)の花言葉と歴史!白やピンクなど色別の意味を解説
大きくて堂々とした花姿と、陶器の様な美しい質感が魅力的なお花、「百合(ユリ)」。
甘くて良い香りがお部屋に広がり、一本飾るだけでもインパクトが大きいことから、多くの人に愛されている人気のお花です。
当店でも百合の花言葉についてお問合せいただくことも多く、ウェディングからお誕生日、結婚記念日などのフラワーギフトとして贈る際に、その素敵な意味を知りたいという方がたくさんいらっしゃるようです。
この記事では、東京・下北沢発祥のお花屋さん&YOUKAENが、百合の花言葉を中心に、白やピンクなどの色別の意味、さらには日本と世界の百合の歴史まで詳しく解説いたします。
記事の最後には、「花粉が出なくて安心!」と大人気の、おしゃれな八重咲きの百合ギフトもご紹介しますので、ぜひプレゼント選びの参考にしてみてください。
百合(ユリ)ってどんなお花?名前の由来

まずは、百合がどのようなお花なのか、その基本的な魅力についてご紹介します。
大きくて堂々とした花姿と、甘い香りが魅力
現在では通年でお花屋さんに出回っている百合ですが、元々は夏を代表する風物詩のお花でした。
一本の茎から複数の大きなお花を咲かせ、開花すると花びらが大きく広がって堂々とした姿を見せてくれます。また、甘く優雅な香りを漂わせるのも特徴で、その香りは香水などにもよく使用されています。
カラーバリエーションも豊かで、白、ピンク、黄色、オレンジなど、シーンに合わせて様々なお色を選ぶことができます。
百合の名前の由来は「風に揺れる様子」から
「百合」という名前は、大きなお花が風に揺れる様子がヒントになっていると言われています。元々「揺すり」と呼ばれていたものが、転じて「ゆり」になりました。
また、漢字で「百合」と書くのは、ユリの球根がいくつもの鱗片(りんぺん)が重なってできているため、「100枚合わさった球根」という意味から名付けられたと考えられています。
非常に古くから私たちの文化に根付いてきたお花だからこそ、さまざまな説があるのですね。
百合の全体の花言葉は「純潔」「無垢」「威厳」

百合の全体の花言葉は、「純潔」「無垢」「威厳」「洗練された美」「高貴な品性」などです。
どれも百合の堂々とした姿や、可憐で純白な色合いからヒントを得てつけられた、厳かで美しい花言葉ですね。
特に「純潔」「無垢」といった花言葉は、白い百合がキリスト教において「聖母マリアのシンボル」とされていることから名付けられました。マリアがキリストを授かったことを知る「受胎告知」の絵画には、天使が白い百合を持っている様子が必ずと言っていいほど描かれています。
【色別】百合の花言葉を解説
百合は色によっても様々な花言葉を持っています。プレゼントを贈るお相手に合わせて、色を選んでみるのも素敵ですよ。
白い百合の花言葉:「純潔」「無垢」「威厳」

白い百合の花言葉は「純潔」「無垢」「威厳」です。真っ白な色合いから連想される、まさに百合を代表する花言葉です。
ウェディングブーケとしてはもちろん、どのようなお祝い事にもふさわしい気高いお色です。
※ただし、白いお花だけを単体で贈る場合は「お供え」の意味合いを持つこともあるため、お祝いの場合はグリーンや他の色のお花と合わせて束ねるのがおすすめです。
ピンクの百合の花言葉:「上品」「富と繁栄」

ピンクの百合の花言葉は「上品」「富と繁栄」(一部では「虚栄心」という言葉も)です。
「上品」という花言葉は、ピンク色の優しい色合いが女性的で美しい様子からつけられました。「富と繁栄」は、百合が古くから豊穣の象徴とされてきたことに由来します。女性へのプレゼントにとても喜ばれるお色です。
黄色い百合の花言葉:「陽気」

黄色い百合の花言葉は「陽気」(一部では「不安」「偽り」という言葉も)です。
パッと発色が良い黄色は、自然の中でもとても目立ち、周りを明るくしてくれます。そこから「陽気」という素敵な花言葉がつけられました。(ネガティブな意味は、ヨーロッパの文化における黄色の捉え方に由来するものです)
赤い百合の花言葉:「虚栄心」

赤い百合の花言葉は「虚栄心」です。
この花言葉は、イエス・キリストの伝説に由来しています。キリストが十字架を背負って歩いている時、多くの花は悲しんで首を垂れましたが、百合だけは自分の美しさでキリストを勇気づけようと頭を上げていました。しかし、キリストの悲しそうな目を見て自分の驕りに気づき、赤面して首を下げた…という物語から付けられたと言われています。
オレンジの百合の花言葉:「華麗」「愉快」

オレンジの百合の花言葉は「華麗」「愉快」です。
オレンジは明るさや元気といったポジティブな印象を与える色。野山にパッと華やかに咲く姿から「華麗」という言葉がつけられました。開店祝いや開業祝いなど、明るい門出を祝うプレゼントにぴったりです!
百合の種類で花言葉は変わる?

百合にはたくさんの品種があります。お花屋さんでよく見かける代表的な品種の花言葉をご紹介します。
テッポウユリの花言葉
銃のように前に突き出すような花の形が特徴の、日本原産の百合です。
花言葉は「純潔」「威厳」「甘美」。
スカシユリの花言葉
オレンジなどの色合いが多く、上向きに花を咲かせるのが特徴です。百合特有の甘い香りがない品種が多いです。
花言葉は「注目を浴びる」「飾らぬ美」。
カサブランカの花言葉
別名「ユリの女王」。特大の花姿と強い香りが特徴で、ホテルなどのフォーマルな場所でよく使われます。
花言葉は「純粋」「祝福」「壮大な美しさ」「雄大な愛」。
ヒメユリの花言葉
星のような形のお花を咲かせる、小さく可憐な百合です。
花言葉は「誇り」「高貴」「無垢」。
奥深い百合の歴史について

百合の美しさは、はるか昔から世界中の人々を魅了してきました。少しだけ歴史を振り返ってみましょう。
ヨーロッパでは聖母マリアの象徴として神聖視
ヨーロッパにおいては有史以前から「マドンナリリー」が栽培されており、古代の硬貨や美術品にも描かれてきました。宗教と深く結びつき、最も美しい「神聖な植物」としてバチカン(ローマ法王庁)の国花にもなっています。
日本の百合はシーボルトによって世界中で大ブームに!
実は、日本はユリの野生種が非常に豊富な国です。
江戸時代に出島の三学者の一人であるシーボルトが、日本の美しい百合の球根をヨーロッパに持ち帰りました。そこから咲いた花は「宝石のような美しさだ!」と絶賛され、当時の園芸界で投機対象になるほどの熱狂的な「ユリ・バブル」を生んだと言われています。
これをきっかけに、日本の百合は重要な輸出品として高値で取引され、現在の生産体制へと繋がっていきました。
大切な人へ!おすすめの百合のフラワーギフト

百合はとても大きく華やかなお花ですので、お誕生日や歓送迎会、開店祝いなど「晴れの日」のフラワーギフトとして圧倒的な人気を誇ります。
花粉が出ないから安心!おしゃれな「八重咲きユリ」のギフト
百合を贈る時、「お相手のお洋服やテーブルを花粉で汚してしまわないかな?」と心配になることがありますよね。
そこでおすすめしたいのが、花びらが幾重にも重なる可愛らしい「八重咲きの白いユリ」です。
こちらの品種は花粉が出ないため、小さなお子様やペットのいるご家庭でも安心して飾っていただける嬉しいお花なんです!
「純潔」「無垢」の花言葉に想いを込めて。少しカジュアルで柔らかな雰囲気の八重咲きユリを使った、おしゃれな季節のギフトをご紹介します。
まとめ:百合の美しい花言葉に、大切な想いを乗せて

百合の花言葉や歴史について解説いたしました。
「純潔」「無垢」「威厳」など、相手を想う気高く温かい花言葉の数々。
世界中で神聖視され、愛されてきた百合は、お誕生日や記念日など、特別な方へのプレゼントにこれ以上ないほどぴったりのお花です。
今年のプレゼントには、気品と優しさを兼ね備えた百合の花束を贈ってみてはいかがでしょうか。
「いつもありがとう」「これからもよろしくね」というあなたの優しい想いが、お花の甘い香りとともに、きっとお相手の心に届くはずです。
◆修正履歴
2025年12月11日:一部年号を修正。参考文献・出典情報を追記。