《感謝重なる medetashi −迎春ギフト2026》#3 置き場所から導き出す、新しい年にふさわしいアレンジメント
「お正月の花」飾る場所問題
「お正月の花って、どこに飾るのがいいんだろう?」
2026年の迎春企画は、そんな何気ない疑問から始まりました。
普段のお花は、それぞれのご家庭で“なんとなくここ”という定位置があるもの。 でも、お正月のお花となると、少し話が変わってきます。
この問いに向き合ったとき、&YOUKAENの商品企画チームがたどり着いた答えは、とてもシンプルなものでした。
それは、「お部屋のいちばんいいところ」に飾ること。
「お部屋のいちばんいいところ」とは

お正月の花束やアレンジメントは、お部屋を彩るためのお花であると同時に、 いつものお花とは少し違う役割を持っていると私たちは考えています。
それは、新しい一年を気持ちよく迎えるための、ささやかなおまじないのような存在であること。
お正月に花やお飾りを飾る理由は、単なる装飾ではなく、年神さまをお迎えするためとも言われています。
そう考えると、「どこに置くか」はとても大切なこと。
自然と目に入り、ふとした瞬間に気持ちが整う場所——それが「お部屋のいちばんいいところ」なのではないでしょうか。
毎日使う食卓や寝室ではなく、
飾り棚やニッチなど、“何かを大切に飾るための場所”。
そんなスペースこそ、お正月のお花がしっくりと収まる場所だと私たちは考えました。
※ニッチ:壁の一部をくぼませて設けた、飾り棚のようなスペースのこと。
2026年の&YOUKAENは「どこに置けるか」から正月アレンジメントを考えました
2026年の迎春ギフトは、「飾り棚に置くだけで、きちんとお正月らしく決まること」を大きな軸に、商品開発をスタートしました。
とくに大切にしたのは、次の3つのポイントです。
- お正月にふさわしい縁起の良さ
- どんなお部屋にもなじむ、モダンでやさしい色合い
- 正面から見たときに、いちばん美しく見えるデザイン
縁起の良さ

お正月のアレンジメントに欠かせないのが、花やグリーンに込められた縁起の意味。
大王松や南天、マムなど、日本で長く親しまれてきた花材を中心に選びました。
それぞれの花に込められた意味については、前回のブログでも詳しくご紹介しています。ぜひそちらもあわせてご覧ください。
どんなお部屋にもなじむ、モダンでやさしい色合い

これまでのお正月のお花は、はっきりとした色使いや和の要素が強いものが主流でした。
でも最近は、和室のないお住まいも増え、「飾りたいけれどインテリアに合わない」と感じる方も少なくありません。
そこで今年は、お正月らしい華やかさや縁起の良さはそのままに、
洋のお部屋にもすっとなじむ色合いを意識しました。
器には、やわらかなオフホワイトの陶器を採用。
上品な質感がありながら、全体の印象をやさしくまとめてくれます。
メインのお花には、デコラ咲きのマムを。
華やかさがありつつも主張しすぎない、ニュアンスカラーを中心に組み合わせています。
正面から見たときに、いちばん美しいデザイン

飾り棚は、ちょうど目線の高さにあることが多い場所。
そのため、上から見るのではなく、正面から見たときに一番魅力が伝わるようデザインしています。
花だけでなく、動きのある枝ものや実ものをバランスよく配置し、
見る角度によって表情が変わるような立体感も大切にしました。
ぜひ、じっくり眺めて楽しんでいただけたら嬉しいです。
正月アレンジメントを飾るおすすめの場所と、それに合わせた工夫
玄関に置ける正月アレンジメント

玄関には、Mサイズのアレンジメントや「その場で飾れる花束」がおすすめです。
程よいサイズ感で存在感があり、新年のお客様をお迎えするのにぴったり。
玄関がふっと明るくなるような、華やかさを意識しています。
ダイニング・リビングに自然になじむ正月アレンジメント

食卓には、Sサイズのアレンジメントがおすすめ。
コンパクトなので、お正月のごちそうの邪魔になりません。
また、別々に飾ることもできるため、普段はまとめてインテリアとして、食事の時間は分けて使うなど、シーンに合わせた楽しみ方ができます。
「飾る場所が決まっていなくても大丈夫」な設計
どこに置くか迷わずに済むことも、今年の大切なポイント。
贈りものとしても選びやすく、受け取った方が気負わず飾れるよう設計しています。
おめでたいお正月にふさわしいお花とともに、
心地よく新年を迎えていただけたら嬉しいです。
2026年の正月アレンジメントで、心に余白のある迎春を

2026年の迎春ギフトは、それぞれの暮らしに寄り添いながら飾れるラインナップをご用意しました。
お部屋のいちばんいい場所に、そっと置くだけで、ちゃんと「おめでたいお正月」になる。
忙しい年末でも、安心して選んでいただけますように。
&YOUKAENの正月アレンメントが、新しい一年の始まりに、やさしく寄り添えたら幸いです。
Dec 17, 2025