ビバーナム・スノーボールってどんな花?花言葉と魅力についてご紹介!

ビバーナム・スノーボールってどんな花?花言葉と魅力についてご紹介!
最近、ビバーナム・スノーボールというお花を聞きませんか?
ここ数年でお花屋さんに出回るようになったお花で、特に若い方々に人気があります。
今回はニュースタンダードなお花「ビバーナム・スノーボール」について、花言葉から歴史まで詳しく解説!
初夏の季節にピッタリの爽やかな枝ものですので、ぜひご自宅に飾ってみてください。
ビバーナム・スノーボールってどんな花?

植物名 | ビバーナム・スノーボール |
学名 |
Viburnum opulus 'Roseum' |
科名 | スイカズラ科 |
属名 | ガマズミ属 |
原産地 | ヨーロッパ、北アフリカ、西アジア |
開花時期 | 4月~6月 |
ビバーナム・スノーボールは紫陽花にそっくりな丸いお花をつける花樹です。
初めは緑色のお花を咲かせますが、徐々に白っぽく変化していくのが特徴です。
真っ白なお花をたくさんつける様子は、本当に見事としか言いようがありません!
葉っぱの色は冴えたグリーンですが、秋には紅葉もするので、シンボルツリーとして植えられたり公園や庭園の樹木に選ばれることも多い植物です。
原種は赤い実を付けますが、スノーボールは品種改良を繰り返されて実を付けない品種となりました。
名前の由来は?

ビバーナム・スノーボールの由来は「雪玉(Snowball)」です。その名の通り、雪玉のようなまん丸のお花を咲かせることから名付けられました。
元々ヨーロッパでは「スノーボール・ツリー(Snowball Tree)」と呼ばれていて、それが園芸名になったようです。
ちなみにビバーナムは「ガマズミ属」の学名。ラテン語のviburnumが由来で、一説には「しなる木」という意味があるそうです。
確かにビバーナムの枝はしなやかで曲がりが良いのが特徴です。
ビバーナムの実はウクライナでは民族の象徴

ビバーナム・スノーボールの原種である「西洋カンボク(ビバーナム)」は、ウクライナで「カリーナ(Kalyna)」と呼ばれています。
「カリーナ」はウクライナ民族のシンボルともされ、ウクライナには「Червона калина(赤いカリーナ)」という民謡もあるくらいです。
ウクライナにおいて歴史的な瞬間に幾度となく歌われてきた歌です。
ビバーナム・スノーボールの花言葉

ビバーナム・スノーボールの花言葉は「茶目っ気」「誓い」です。ちょっと不思議な花言葉が付けられています。
この「茶目っ気」という花言葉は、ビバーナム・スノーボールのお花が紫陽花ととても似ていることからインスピレーションを受けて付けられた花言葉だとされています。
「誓い」という花言葉は、ビバーナム・スノーボールが中世ヨーロッパで「結婚式の花」として広く知れ渡っていたことから付けられた花言葉です。
マイナスなイメージはありませんので、大切な方へのプレゼントに送っていただいてもOKなお花です。
ビバーナム・スノーボールの歴史について

ビバーナム・スノーボールは切花として最近流通し始めたお花ですが、その原種の「西洋カンボク(Viburnum opulus)」は古くからさまざまな用途で使用されてきました。
ここでは原種のビバーナムと、ビバーナム・スノーボールの歴史についてをご紹介します。
歴史を知ってみると、花束やフラワーアレンジメントに入っているビバーナムが愛らしく感じますよ。
古代には薬として使用されたことも

ビバーナム・スノーボールの原種「西洋カンボク(Viburnum opulus)」の樹皮が古代〜中世ヨーロッパで薬として使用されてきた歴史があります。
特に解熱作用と鎮静作用があるとされていて、ハーブ療法で使われていたようです。
また、しんどい生理痛や頭痛、腰痛などの筋肉の痙攣を沈める薬「クランプパーク(cramp bark)」と呼ばれる木の皮で作る薬にも使用されることがあり、
ビバーナムは多くの人の苦しみを救ってきた植物でもありました。
園芸品種としての「ビバーナム・スノーボール」

さて、現在のビバーナム・スノーボールは、16世紀ごろにヨーロッパで生まれた品種だとされています。比較的歴史のある植物ですね。
当時園芸が流行していたオランダで西洋カンボク(ビバーナム)の品種改良が行われ、花が大きい品種がどんどん選抜されていきます。
この頃に生まれたロセウム(Roseum)という品種が、今のビバーナム・スノーボールとなるのです。
17世紀になるとイギリスで庭園を彩る植物の定番となり、多くの貴族の庭園に植えられるようになりました。
結婚式の花として人気に!

また、ビバーナム・スノーボールは16世紀〜17世紀ごろのヨーロッパで「結婚式の花」として人気があったのだとか。
当時のビバーナム・スノーボールは白くてまん丸のお花を咲かせますので、「純潔」「幸運」の象徴とされて、ブーケなどに使用されることも多かったそうです。
また、貴族の庭園に植えられていることも多いお花でしたので、新郎新婦がビバーナム・スノーボールの下で誓いを立てることもありました。
現在でもビバーナム・スノーボールはヨーロッパで人気のブーケの花材の一つです。日本でも近年になって使用されることが多くなりました。
アメリカでも人気のお花に

その後、19世紀になるとアメリカにも導入され始め、庭園や公園に植えられています。
なお、アメリカでは「スノーボール・ブッシュ(Snowball Bush)」という名前で親しまれており、今でも広く栽培されているのだとか。
ビバーナム・スノーボールは手入れが比較的簡単な植物で、紅葉も楽しめるため、どんどんと植えられていきます。
大きな庭園や公園に限らず、お家のお庭などにも植えられる、一般的なシンボルツリーとして楽しまれているようです。
日本に於けるビバーナム・スノーボールの歴史

日本ではビバーナム・スノーボールはそこまでポピュラーなお花ではありませんでした。花屋に並ぶようになったのは最近のことです。
1990年代以降に軽井沢ブームの影響か、「ナチュラルガーデン」や「イングリッシュガーデン」などが好まれるようになり、洋風の花樹としてビバーナム・スノーボールが紹介されるように。その後徐々に似たような丸い花を咲かせる紫陽花と一緒に広まりを見せていきます。
今ではホテルのロビーの装飾や、レストランのエントランスの装飾などに使用されるポピュラーな花材となっています。
お花屋さんでも切花として売られているのを見る機会も増えてきました。これから、もっともっとたくさんのビバーナム・スノーボールが販売されていくと思います。
これからが楽しみなお花です。
初夏にはビバーナム・スノーボールを贈ろう!

ビバーナム・スノーボールの旬は初夏! 爽やかなグリーンの葉っぱと、ぽんぽんと丸く咲くお花が特徴です。
一本の枝にいくつもの丸いお花が咲いて揺れる様子が素敵で、お部屋に飾るだけで季節を呼び込んでくれますよ。
ここではビバーナム・スノーボールを使用した、フローリストおすすめの商品をご紹介します。
春〜初夏にしか出回らないお花ですので、気になる方は要チェックです。ご自宅用にも、プレゼント用にもおすすめのお花です。
誕生日には旬の花と合わせて花束を贈ろう!
初夏に誕生日を迎える方には、ビバーナム・スノーボールと一緒に他の旬のお花と一緒に束ねた花束をプレゼントするのがおすすめ。
ビバーナム・スノーボールは爽やかなグリーンの色合いなので、春らしい黄色やピンクなど、淡い色合いのお花とよく合います。
お互いの綺麗さを補完するようなデザインに仕上がりますので、お花に厳しい玄人の方にも人気です。
花束をプレゼントするときには、お相手が花瓶を持っているかどうかを確認してから贈ってあげてくださいね。
もし持っていない場合は、花瓶と一緒にプレゼントするのが良いでしょう。
ビバーナムの入ったおしゃれな花束
インテリアとしてビバーナム・スノーボールだけを飾ってもGood!
ビバーナム・スノーボールは一本の枝にたくさんのお花を付けてくれる花枝です。これだけを飾っても様になるくらいボリュームがあります。
ナチュラルな風合いを楽しめ、飾るだけで初夏の爽やかな雰囲気をお部屋の中に呼び込んでくれるお花です。
お水につける時は、枝を斜めに切って、中のワタを少しとってから花瓶に入れると良いでしょう。お花が長持ちしてくれますよ。
ビバーナム・スノーボールはドライフラワーにはならないお花ですので、お花が終わったら短く切って処理してください。
ビバーナム・スノーボールはこちら
まとめ

ビバーナム・スノーボールの花言葉は「茶目っ気」「誓い」です。マイナスなイメージのないお花ですので、大切な方へプレゼントしても大丈夫!
中世ヨーロッパでは「結婚式の花」として知られてきたので、ウェディングブーケの花材としてもおすすめです。スタイルはクラッチブーケがGood!
もちろんギフトとして花束やフラワーアレンジメントに入れても素敵。ビバーナム・スノーボールだけを飾ってもおしゃれですよ。
初夏には、ぜひビバーナム・スノーボールの爽やかな雰囲気をお楽しみください。
Apr 03, 2025