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価値観を変える、ひまわりダージリンを使った花束

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撫子(ナデシコ)の花言葉と歴史を詳しく解説!

撫子(ナデシコ)の花言葉と歴史を詳しく解説!

撫子(ナデシコ)の花言葉と歴史を詳しく解説!

秋の七草の一つ、撫子(ナデシコ)。
「大和撫子」という言葉にもあるように、古くから日本人に愛されてきた花です。学校で育てた!という方も多いのではないでしょうか? 有名なロボットアニメのタイトルにもなっているので、お花に詳しくない方でも知っている方もいるかもしれません。
そんな撫子ですが、どんな花言葉歴史があるかご存知ですか?
この記事では、撫子の花言葉から名前の由来歴史、そして和の文化との繋がりまで、撫子の全てを徹底的に解説します。
一緒に撫子の奥深い世界に触れてみましょう!きっと撫子を育ててみたくなると思いますよ。

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撫子(ナデシコ)の基本情報

撫子(ナデシコ)の基本情報

まずは、撫子がどんな花なのか、その基本情報から見ていきましょう。

撫子(ナデシコ)ってどんな花?

植物名  撫子(なでしこ)
学名 Dianthus
科名 ナデシコ科
属名 ナデシコ属
原産地 ヨーロッパ、北アメリカ、アジア
開花時期 6月から9月

撫子はナデシコ科の多年草です。
細かく切れ込みの入った花びらが特徴で、ピンクや白、赤など様々な花色があります。
秋の七草の一つとしても知られ、涼しげで風に揺れる姿が、見る人の心を和ませてくれます。ファンの多いお花です。

撫子(ナデシコ)の名前の由来は?

ナデシコという名前は、「撫でて可愛がる子」を意味する「撫でし子」が由来とされています。
これは、ナデシコの繊細で愛らしい花姿が、まるで我が子のように可愛らしく感じられたことから名付けられました。
平安時代の『源氏物語』にも、光源氏が愛する娘をナデシコに例える場面があり、この花が親から子への愛情を象徴する存在だったことがわかります。

撫子(ナデシコ)はどんな場所に自生している?

撫子は、日本の河原や山野、日当たりの良い草原などに自生しています。
特に、日本に自生する「カワラナデシコ」は、その名の通り河原に咲くことで知られています。
日本以外では、中国や朝鮮半島にも広く分布しています。

撫子(ナデシコ)はいつ咲くの?

撫子の開花時期は7月から10月頃です。
秋の七草に数えられているため、秋の花というイメージが強いですが、実際には夏から咲き始め、比較的長い期間楽しむことができる花です。

撫子(ナデシコ)の英名と由来は?

撫子の英名は「Pink」です。
これは、花色がピンクであること、そして花びらが細かく刻まれた様子が「切り刻む」を意味する動詞の「pink」に由来していることから名付けられました。




撫子(ナデシコ)の花言葉について

撫子(ナデシコ)の花言葉について

撫子は、その可憐な見た目や、歴史的な背景から、繊細で美しい花言葉を持っています。

1. 「純愛」

撫子の可憐で清楚な花の姿は、飾らない純粋な愛情を象徴しているとされ、「純愛」という花言葉が生まれました。
『源氏物語』など、古典文学でも愛しい女性や子供にたとえられていたことからも、その純粋さが伺えます。

2. 「無邪気」

風に揺れる姿や、細かく刻まれた愛らしい花びらが無邪気な子供を連想させることから、この花言葉が生まれました。
「撫でし子」という名前の由来とも深く繋がっています。

3. 「貞節」

撫子は、ひっそりと咲きながらも、厳しい環境に耐える強い生命力を持っています。
この、一途な愛を貫く強さや、清らかな心を保つさまが、「貞節」という花言葉の由来となりました。




撫子(ナデシコ)の色別の花言葉

撫子(ナデシコ)の色別の花言葉

撫子は、花の色によっても異なる花言葉を持ちます。
贈る相手や伝えたい気持ちに合わせて、色を選んでみませんか?

ピンクの撫子(ナデシコ)

花言葉は「純粋な愛」「女性の美」です。
ピンク色が持つ優しさや可憐なイメージが、そのまま花言葉になっています。
特に、大和撫子に象徴される、清楚で奥ゆかしい女性の美しさを讃えるのにぴったりの花です。
愛しい人への贈り物として、深い愛情を伝えることができるでしょう。

白い撫子(ナデシコ)

花言葉は「器用」「才能」です。
白い花が持つ清らかで洗練されたイメージから、この花言葉が生まれました。
また、細かく切れ込みの入った花びらが、繊細な手仕事を連想させることも由来の一つとされています。
新しい才能を開花させた人へのお祝いに贈ると喜ばれます。例えば美容学校に入学する方へのお祝いにおすすめです。

赤い撫子(ナデシコ)

花言葉は「純粋で燃えるような愛」です。
情熱や生命力を感じさせる赤色が、強い愛情を表現しています。愛する人への熱い想いを伝えたい時に最適な花です。
ピンクの撫子よりも、さらに強い感情を伝えたい時に選んでみてはいかがでしょうか。




撫子(ナデシコ)の歴史について

撫子(ナデシコ)の歴史について

撫子は、その可憐な姿と「撫でし子」という愛らしい名前から、古くから日本人の心に深く根ざしてきた花です。
和歌や文学を通して、時代と共に異なる意味合いを持ちながら、私たちの文化に寄り添ってきました。

奈良時代から愛された「秋の七草」

撫子の歴史は、日本最古の歌集である『万葉集』に登場するところから始まります。
歌人の山上憶良が詠んだ秋の七草の歌には、「撫子の花」が明確に含まれていました。
当時から、ナデシコは日本の秋を代表する花として広く知られていたことがわかります。
和歌に多く詠まれる中で、「撫でるようにかわいがる子」という意味の「撫でし子」という言葉と重ねられ、愛しい子供や女性を象徴する存在となりました。

秋の七草についてはこちら▶︎

平安時代の古典文学にも登場

平安時代になると、撫子は貴族文化の中でさらに重要な役割を果たします。
紫式部が著した『源氏物語』には、光源氏が可愛がる娘の玉鬘(たまかずら)をナデシコにたとえる場面があります。
これは、親に先立たれた子を大切に育てたいという、親の深い愛情を表現したものです。
また、『枕草子』でも「をかし」(趣がある)な花として描かれ、その可憐な姿が貴族たちの心を捉えていました。

「大和撫子」という言葉が誕生!

ナデシコの中でも、日本に自生する「カワラナデシコ」は、その可憐な見た目と厳しい環境にも耐える芯の強さから、
「大和撫子(やまとなでしこ)」と呼ばれ、日本女性の理想像を表す言葉となりました。
この言葉は、清楚で奥ゆかしい外見と、内に秘めた強い意志や我慢強さを併せ持つ女性の美徳を象徴しています。

江戸時代の園芸ブームで大人気に……

江戸時代に入ると、庶民の間でも園芸が盛んになり、ナデシコは多くの人々に親しまれました。
この頃、日本のカワラナデシコと中国から渡来したセキチク(石竹)が交雑し、「伊勢ナデシコ」「松阪ナデシコ」など、個性豊かな園芸品種が数多く生み出されました。
ナデシコは、時代を超えて、人々の暮らしに彩りを与え続けてきた、歴史ある花なのです。




撫子のちょっと面白い話

撫子のちょっと面白い話

撫子にまつわる、知っていると誰かに話したくなる面白いエピソードをご紹介します。

なぜ「大和撫子」は日本の女性の理想像なの?

大和撫子の語源となったカワラナデシコは、風に揺れる可憐な花の姿でありながらも、
夏の暑さや厳しい環境にも耐える強い生命力を持っています。
この外見の美しさと内面の強さを併せ持つ姿が、日本人女性の美徳と重ねられ、理想像となったのです。

サッカー日本女子代表は何故「なでしこジャパン」と言うの?

サッカー日本女子代表チームの愛称である「なでしこジャパン」は、2004年に公募で選ばれました。
可憐な花でありながらも、勝利への強い意志を持つ選手たちの姿が、撫子のイメージと重なるとして、多くの人に支持されました。
また前述の「大和撫子」と言う言葉が「日本」「女性」を連想させることから、多くの人に受け入れられました。
今では一般的に受け入れられ、撫子といえばサッカーを思い出す方も多くなってきました。今後の活躍にも期待ですね。

中国から渡来した「セキチク(石竹)」

撫子は、日本のカワラナデシコと中国から渡来したセキチク(唐撫子)に大別されます。
この二つが交雑することで、江戸時代に個性豊かな園芸品種が数多く誕生しました。
中国からの渡来が、日本の園芸文化を発展させたという、興味深い歴史を持っています。
例えばポケモンなどでも「セキチクシティ」と言う名前がある通り、今でもメジャーなお花として知られています。




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まとめ

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撫子は、「純愛」「無邪気」といった花言葉を持つ、奥ゆかしい花です。
秋の七草の一つとして、また「大和撫子」という言葉に象徴されるように、古くから日本人に愛されてきました。
撫子を飾ることで、日本の豊かな歴史と文化を感じられることでしょう。
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この季節だけしか楽しむことのできない、旬のお花をたっぷりと使用しています。
一つ一つ心を込めて丁寧に制作しますので、ぜひ大切な方へのお祝い、ご自宅用のインテリアにお選びくださいませ。

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