クリスマスツリーの飾り付け方は?|オーナメントや素材について徹底解説

クリスマスツリーの飾り付け方は?|オーナメントや素材について徹底解説
いよいよクリスマスシーズンも近づいてきて、街中が華やかなイルミネーションで彩られる季節はもうすぐです。
クリスマスの準備で一番ワクワクするのは、何と言ってもクリスマスツリーの飾り付けではないでしょうか。
ただオーナメントを飾るだけではもったいない!プロのテクニックを知るだけで、あなたのツリーは格段にレベルアップします。
この記事では、クリスマスツリーを美しく仕上げるための飾り付けの順番、オーナメントの種類と意味、失敗しない色使いまで、すべてを徹底解説します。
今年のクリスマスは、この記事を参考に最高のツリーを完成させましょう!
クリスマスツリーについて

そもそもクリスマスツリーとは
クリスマスツリーの起源は古代ヨーロッパの「生命の樹」信仰にあります。
寒い冬でも緑を保つ常緑樹は、「永遠の命」や「希望」の象徴とされてきました。
この常緑樹に、リンゴやナッツなどの食べ物や、キャンドルなどの飾りを施したのが、現在のクリスマスツリーの原型とされています。
もみの木やトウヒを使うのが伝統的
クリスマスツリーとして使われるのは、もみの木やトウヒが伝統的です。
これらの木は葉が落ちにくく、枝がしっかりしているため、重い飾り付けにも耐えられます。
現代では、手入れが楽な人工ツリーも一般的ですが、本物のもみの木だけが持つ豊かな香りや温かみは、クリスマスの雰囲気を格別なものにしてくれます。
クリスマスツリーの三つの構成(ゾーン分け)

飾り付けを始める前に、ツリーを3つのゾーンに分けて考えるのがプロのテクニックです。
このゾーン分けを意識するだけで、全体のバランスが良くなり、ボリューム感のある美しい仕上がりになります。
トップ(最上部)
ツリーの一番上の部分です。全体像を決める最も重要なシンボルを飾ります。最初に飾り、飾り付け全体をリードする役割があります。
ミドル(中間部)
ツリーの中間から目線の高さにかけてのメインエリアです。最も多くのオーナメントや電飾を配置し、ツリーの華やかさやボリューム感を演出します。
ボトム(下部)
ツリーの足元にあたる部分です。土台やスタンドといった生活感を隠し、ツリー全体の完成度を高める役割があります。
トップに飾るオーナメントは?

ツリーの頂点に飾るオーナメントは、ツリーのテーマと格を象徴する、最も神聖な飾りです。
スター(星)
最もポピュラーな飾りで、「ベツレヘムの星」を象徴しています。
イエス・キリストの誕生を知らせ、賢者を導いた星と言われ、希望の象徴とされています。ツリーの顔となる飾りです。
エンジェル(天使)
「キリストの降誕を知らせた天使ガブリエル」を象徴しています。神の使いとして、神聖な意味を持ちます。
スターよりも優しく、上品な印象になります。ヴィクトリア朝時代のイギリスで人気でした。
ミドル部分に飾るオーナメントの飾り方は?

ミドル(中間部)を彩るメインのオーナメントは、電飾から飾り始め、ガーランド、オーナメントの順に飾っていくのが鉄則です。
この手順を踏むことで、後からライトの配線を隠したり、飾りの調整がしやすくなります。
電飾(LEDライト)
電飾は一番最初に飾りましょう。ライトの光が、オーナメントの色や形を際立たせます。
枝の奥の方から手前へ、ツリーの内側と外側にバランスよく配置することで、奥行きと立体感が生まれます。
ガーランド
リボン状やモール状の飾りです。つながり・絆・永遠を象徴します。
電飾の次、オーナメントの前に飾ります。ツリーに沿って螺旋状やS字を描くように巻き付けると、動きが出て美しく見えます。
色とりどりのボール
最も一般的なオーナメントで、りんごをモチーフにしていると言われています。豊穣と生命を意味します。
大小のサイズを混ぜて配置することで、単調にならず、ボリューム感を出せます。
メインカラー以外の差し色として使うのも効果的です。
りんご・オレンジ・ナッツ・キャンディ
古くからある伝統的なオーナメントです。当時は本物が飾られましたが、現在はガラスやプラスチックの模造品が主流です。
豊穣(ほうじょう)を願う意味が込められています。
キャンディケイン(赤白の杖)を飾るとプロっぽい雰囲気に。羊飼いの杖を模し、救いと導きを意味します。
リボン
ヴィクトリア時代の装飾文化から広まった装飾です。愛情や友情の「絆」を意味します。
ツリーの枝の先端に結びつけて飾ることで、隙間を埋め、エレガントな印象を与えます。生地の光沢や色で全体の雰囲気を調整できます。
ベル
お祝いや喜びの象徴です。キリストの誕生の喜び、悪霊を追い払う音を鳴らします。
クリスマスツリーに飾るベルのオーナメンとは音は鳴りませんが、見た目のアクセントとして華やかさをプラスします。
雪の結晶や星形、ハート型のオーナメントなど
ツリーのテーマに合わせて選びます。
雪の結晶や星形は冬らしさを、ハート形は愛情や温かさを表現できます。
ボトム(下部)に飾るものは?

ツリーの土台や足元の処理こそ、プロのような完成度を左右する重要なポイントです。
ツリースカートがあるとGood
ツリーの足元を覆い隠す布製のスカートです。スタンドの生活感を隠し、高級感や統一感を演出できます。
ツリーのメインカラーに合わせた色を選ぶと一体感が出ます。
素材はフェルトやベルベット。赤・緑・金が定番です。
ギフトボックスを飾るとプロっぽい仕上がりに
本物のプレゼントでなくても、ラッピングした空のギフトボックスをツリーの足元に置くだけで、クリスマスの特別なムードが一気に高まります。
ホテルのクリスマスツリーや、都内のパブリックで飾られるクリスマスツリーでもよく用いられている手法です。
プロっぽい仕上がりになりますので、ぜひやってみてくださいね。
オーナメントの素材にこだわると、もっとプロ仕様に

クリスマスツリーをただ飾るのではなく、特定のテーマや雰囲気を持たせるには、オーナメントの素材選びが極めて重要です。
素材に統一感を持たせるだけで、ツリーの印象は一気に洗練され、プロが手掛けたような仕上がりになります。
クラシカルで上品に仕上げたいならガラス製
ガラス製のオーナメントは、その透き通った質感と上品な光沢が最大の魅力です。
ツリーに飾られた電飾の光を美しく反射・透過し、他にはない奥行きのある輝きを生み出します。
特に、繊細なデザインや手描きのモチーフが施されたものは、ツリーに歴史と格調をもたらします。
飾り付けのコツ
・電飾との連携: ガラスのボールは光をよく反射するため、電飾をツリーの内側(枝の奥)にも配置し、光の層を作るように意識すると、ガラスの輝きが最大限に引き出されます。
・配置のバランス: 他の素材の飾りとのバランスを考え、目線の高さなど主役となる位置に配置することで、高級感を演出しましょう。
・注意点: 破損しやすいため、小さなお子様やペットがいるご家庭では、手の届きにくい上部に飾るなどの配慮が必要です。
素朴・北欧風を目指すなら木製
木製オーナメントの魅力は、なんといっても自然の温かみと素朴さです。
無垢の木、または色を抑えたシンプルなデザインのものは、ツリーに心地よい安らぎとナチュラルな雰囲気をもたらします。
派手な装飾を好まず、落ち着いた空間を求める方に最適です。
飾り付けのコツ
・北欧をテーマに: 赤や白を基調とした木製オーナメント(ダーラナホース、雪の結晶、トナカイなど)を選ぶと、北欧の「ヒュッゲ」(居心地の良い)な世界観を表現できます。
・アクセント: 松ぼっくりやドライフルーツなどの自然素材の飾りと組み合わせることで、より統一感のあるオーガニックなツリーが完成します。
・ガーランド: 木製のビーズを連ねたガーランドを使うと、より温かみのある印象になります。
アメリカンでカントリーな感じを目指すなら布やフェルト
布やフェルト素材のオーナメントは、優しく丸みのある表情が特徴です。
ハンドメイドの温かみがあり、アメリカンカントリーやシャビーシックな雰囲気を演出したい場合に適しています。
また、割れる心配がないため、お子様と一緒に飾り付けを楽しむ際にも最適です。
飾り付けのコツ
・パッチワーク: チェック柄やパッチワークのデザインを取り入れると、ぐっとカントリーテイストが強まります。
・クッキー型: ジンジャーブレッドマンや星、ハートなどの、伝統的なクッキーの型を模したフェルトオーナメントを飾ると、親しみやすい印象になります。
ボリュームアップ: 軽量であるため、枝の先端だけでなく、ツリーの奥の隙間にも吊るしてボリューム感を出すことができます。
オーナメントの合わせ方には色使いは大切

色使いは、ツリーの雰囲気を決める最も重要な要素です。 失敗しないためには、メインカラーを2〜3色に絞ることがポイントです。
伝統的なクリスマスツリーは「赤・緑・金」
・赤:キリストの血、愛。
・緑:永遠の命、希望(もみの木の色)。
・金(ゴールド):神の恵み、富。
この組み合わせは、最もポピュラーで華やかな、伝統的なクリスマスのイメージを作り出します。
静寂のイメージなら「青・銀」
・青:静けさ、夜の空。
・銀(シルバー):雪、清らかさ。
大人のクリスマスや、雪景色をイメージした、落ち着いたクールな雰囲気を演出できます。
神聖なイメージなら「白・金」
・白:純粋さ、雪。
・金(ゴールド):光、神聖さ。
エレガントで上品、そして神聖なイメージを作り出します。モダンなインテリアにも馴染みやすい配色です。
&YOUKAENでは国産もみの木のクリスマスツリーを販売中!

ツリーの飾り付けの成功は、土台となるツリー本体の質で決まります。
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まとめ

この記事では、クリスマスツリーをプロのように美しく飾り付けるための「3つのゾーン」の考え方から、オーナメントを飾る順番、そして失敗しない色の選び方までを解説しました。
飾り付けのポイントおさらい
1.ツリーを3つのゾーン(トップ、ミドル、ボトム)に分ける。
2.電飾 → ガーランド → オーナメントの順に飾る。
3.メインカラーを2〜3色に絞り、統一感を出す。
4.足元(ボトム)の処理(ツリースカートやギフトボックス)で完成度を高める。
これらのポイントを参考に、ぜひ今年のクリスマスは最高のクリスマスツリーの飾り付けに挑戦してみてください。素敵なクリスマスになりますように!
Oct 09, 2025