正月に見る赤い実の植物の名前一覧

正月に見る赤い実の植物の名前一覧
お正月の準備で、生花店やホームセンターの店頭が華やぐ季節。松や菊と並んで、鮮やかな「赤い実」をつけた植物をよく見かけませんか?
「正月に見るあの赤い実の名前はなんだろう?」「千両や万両って聞くけど、何が違うの?」と疑問に思った方も多いはずです。
これらの植物は、どれも新しい年の幸せを願う「縁起物」として古くから飾られてきました。
この記事を読めば、
1.お正月の定番の「赤い実」の名前
2.それぞれに込められた縁起の良い意味
3.プロが教える簡単な見分け方
がすべて分かり、お正月準備がもっと楽しくなります。 記事の最後には、&YOUKAEN(アンドユーカエン)おすすめの、赤い実を使ったおしゃれなお正月飾りもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
正月に飾る赤い実の植物
早速、お正月に飾られる縁起の良い赤い実の植物と、その名前、意味をご紹介します。
それぞれの意味を知ると、お正月飾りに込める想いも一層深まりますよ。
南天(なんてん):「難を転ずる」に通じる縁起物

お正月の赤い実として最もポピュラーなのが「南天」です。
南天が縁起物とされる最大の理由は、その名前が「難(なん)を転(てん)ずる」という語呂合わせに通じることから。
古くから「厄除け」や「魔除け」の木として愛され、家の鬼門(北東)や裏鬼門(南西)に植えられることも多い、非常に縁起の良い植物です。
南天の花言葉
南天の花言葉は「良い家庭」「福をなす」。
家族の幸せと厄除けを願うお正月に、これ以上ないほどぴったりの花言葉ですね。
千両(せんりょう):富と繁栄の象徴

その名の通り「千両」という非常に景気の良い名前を持つ植物です。
お正月に飾ることで、商売繁盛や富、金運に恵まれるとされています。後述する「万両」とセットで、縁起物として大変人気があります。
千両の花言葉
千両の花言葉は「利益」「富」「財産」。
その名前にふさわしく、商売をされている方への贈り物や、新年の金運アップを願う飾りに最適です。
万両(まんりょう):より大きな富や繁栄

「千両」を超える「万両」という名前を持つことから、さらに大きな富や繁栄、財産を願う縁起物とされています。
千両よりも実が大きく、鈴なりにたくさんの実をつける姿が、豊かさを象徴しているようです。
万両の花言葉
万両の花言葉は「慶祝(けいしゅく)」「寿(ことぶき)」。
どちらも「お祝い」や「おめでたいこと」を意味し、まさにお正月の晴れやかな気分にふさわしい言葉です。
梅擬(ウメモドキ):冬に彩りを添える「めでたい木」

南天や千両ほどメジャーではありませんが、お正月の生け花やアレンジメントでよく使われるのが「ウメモドキ」です。
秋に葉が落ちた後も、枝にびっしりと赤い実が残る姿が美しく、冬の景色に彩りを添える「めでたい木」として親しまれています。
(名前の由来は、葉の形が梅に似ていることから来ています)
梅擬の花言葉
ウメモドキの花言葉は「明朗」「知恵」。
明るく晴れやかな新年を迎えるのにふさわしいですね。
南天・千両・万両の簡単な見分け方

「南天」「千両」「万両」、この3つは本当によく似ていますよね。 でも、プロのお花屋さんは「ある場所」を見て一瞬で見分けています。
ポイントは「葉」と「実の付き方」です。これさえ覚えれば、もう迷いません。
1. 南天は細長い葉っぱと、枝先に実をつける
・葉の特徴: 葉は細長く、鳥の羽のように小さな葉が集まって一枚の葉(複葉)を形成しています。
・実の付き方: 実は、枝の先端に「ブドウの房のように」まとまって付きます。
2. 千両は葉っぱの上に実が乗っているように見える
・葉の特徴: 葉の縁がギザギザしており、南天よりも葉が丸く、大きめです。
・実の付き方: (ここが最重要!)実が、葉の上(茎の先端)にまとまって付きます。「葉の上に実が乗っている」ように見えるのが千両です。
3. 万両は葉っぱの下に実がぶら下がる
・葉の特徴: 千両よりも葉が大きく肉厚で、縁のギザギザが細かい(または波打つよう)のが特徴です。
・実の付き方: (ここが最重要!)実が、葉の下に「サクランボのように」ぶら下がって付きます。葉をめくらないと実が見えにくいこともあります。
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お正月の赤い実の名前と見分け方、スッキリしていただけましたでしょうか? 縁起の良い意味を知ると、どれを飾ろうか選ぶのも楽しくなりますね。
&YOUKAENでは、これら縁起の良い赤い実を使った、プロのフローリストによるおしゃれなお正月飾りを販売中です。
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特におすすめなのが、こちらのお正月飾りです。
【なぜおすすめ?】
・最高の縁起物である「難を転ずる=南天」を贅沢に使用しています。
・「松の王様」と呼ばれる大王松(だいおうしょう)や、華やかな水引を組み合わせ、伝統的な縁起物をモダンなデザインに仕上げました。
・プロが作った完成品なので、面倒な準備は不要。届いたら箱から出して、すぐに玄関やお部屋に飾っていただけます。
瑞々しい新年を迎えるお正月飾り
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まとめ

「正月に見る赤い実の名前」の謎は解決しましたでしょうか。 最後に、この記事のポイントをまとめます。
1.お正月の赤い実は主に「南天」「千両」「万両」の3つ。
2.それぞれ「南天=難を転ずる(厄除け)」「千両・万両=富(商売繁盛)」という縁起の良い意味がある。
3.見分け方は簡単。「葉の上に実があるのが千両」「葉の下にぶら下がるのが万両」「枝先に房になるのが南天」。
今年はぜひ、縁起の良い赤い実の意味を思い浮かべながら、素敵なお正月をお迎えください。
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Oct 28, 2025
