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価値観を変える、ひまわりダージリンを使った花束

2024年に品種登録された、茶褐色の八重咲のひまわりダージリンを使った花束・アレンジメント

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秋の七草を徹底解説!種類と名前を紹介

秋の七草を徹底解説!種類と名前を紹介

秋の七草を徹底解説!種類と名前を紹介

春の七草といえば、七草粥を思い浮かべる方が多いかもしれません。では、秋の七草にはどんな花があるかご存知でしょうか?
この記事では、秋の七草の種類名前を一つひとつ丁寧に紹介し、その歴史楽しみ方まで徹底的に解説します。
秋の七草を知ることで、より豊かで風情ある秋を過ごしてみませんか?

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秋の七草とは?

秋の七草とは?

まずは、秋の七草がどんなものなのか、その基本から解説します。

秋の七草ってなに?

秋の七草とは、秋の野山に咲く、代表的な7種類の草花を総称したものです。
春の七草が「食用」として七草粥に使われるのに対し、秋の七草は「観賞用」としてその美しさを楽しむものという違いがあります。

秋の七草の歴史は?

秋の七草は、奈良時代に編纂された『万葉集』に登場する歌に由来しています。
山上憶良が詠んだ歌に登場する7つの植物が、後の時代に「秋の七草」として定着しました。
平安時代には、貴族の間で野山を散策し、秋の七草を愛でる「七草狩り」が流行したと言われています。

秋の七草と春の七草の違いは?

秋の七草と春の七草の最も大きな違いは「楽しみ方」です。

・春の七草:セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ。これらを七草粥にして「食べる」ことで無病息災を願います。
・秋の七草:萩、ススキ、葛、撫子、女郎花、藤袴、桔梗。これらはその可憐な姿を「鑑賞」して楽しみます。

どちらも季節の移り変わりを感じさせる大切な文化ですが、その楽しみ方は全く異なるのです。




秋の七草の種類を解説!

秋の七草には、それぞれに異なる魅力があります。一つひとつの花の特徴と花言葉を見ていきましょう。

萩(はぎ)

萩(はぎ)
植物名  萩(はぎ)
学名 Lespedeza
科名 マメ科
属名 ハギ属
原産地 東アジア
開花時期 7月から9月

秋の七草の一つめは萩です。
細い茎に小さな紅紫色の花をたくさん咲かせ、秋の野山を美しく彩ります。
花言葉は「思案」「内気」など、控えめで奥ゆかしい雰囲気を持っています。


尾花(おばな)

尾花(おばな)
植物名  ススキ(尾花)
学名 Miscanthus sinensis
科名 イネ科
属名 ススキ属
原産地 東アジア
開花時期 8月から10月頃

尾花とは、ススキのことです。風になびく姿は秋の風物詩として知られています。
花言葉は「活力」「心が通じる」など、生命力の強さを感じさせます。
お月見の飾りとしても欠かせない植物です。

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葛(くず)

葛(くず)
植物名  葛(くず)
学名 Pueraria lobata
科名 マメ科
属名 クズ属
原産地 日本、中国、朝鮮半島
開花時期 7月から9月

葛は蔓性植物で、秋に紅紫色の花を咲かせます。花の香りも魅力的です。
根から葛粉や葛根湯が作られることでも知られています。
花言葉は「恋のため息」で、風情ある秋の風景にぴったりです。


撫子(なでしこ)

撫子(なでしこ)
植物名  撫子(なでしこ)
学名 Dianthus
科名 ナデシコ科
属名 ナデシコ属
原産地 ヨーロッパ、北アメリカ、アジア
開花時期 6月から9月

撫子は、ピンクの繊細で可憐な花を咲かせます。その姿から「大和撫子」という言葉が生まれたことは有名です。
花言葉は「純粋な愛」「貞節」など、女性の美しさや清楚さを表しています。


女郎花(おみなえし)

女郎花(おみなえし)
植物名  女郎花(おみなえし)
学名 Patrinia scabiosifolia
科名 オミナエシ科
属名 オミナエシ属
原産地 日本、朝鮮半島、中国
開花時期 7月から9月頃

女郎花は、小さな黄色の花が密集して咲く姿が特徴です。
古くから女性の美しさにたとえられてきました。花言葉は「美人」「はかない恋」など。


藤袴(ふじばかま)

藤袴(ふじばかま)
植物名  藤袴(ふじばかま)
学名 Eupatorium japonicum
科名 キク科
属名 ヒヨドリバナ属
原産地 中国
開花時期 8月中旬から10月中旬頃

藤袴は、淡い紫色の花を咲かせ、独特の良い香りがします。その香りから、昔は香料としても使われていました。
蝶が蜜を求めて集まってくることでも知られています。花言葉は「優しい思い出」です。


桔梗(ききょう)

桔梗(ききょう)
植物名  桔梗(ききょう)
学名 Platycodon grandiflorus
科名 キキョウ科
属名 キキョウ属
原産地 日本、朝鮮半島、中国
開花時期 6月から10月頃

桔梗は、星のような形の美しい紫色の花を咲かせます。『万葉集』にも登場するほど古い時代から愛されてきた花です。
花言葉は「永遠の愛」「誠実」など、ロマンチックな意味を持っています。




秋の七草の楽しみ方

秋の七草の楽しみ方

秋の七草は、春の七草と違い、食用ではなく観賞用としてその美しさを愛でるものです。
古くから日本の人々が大切にしてきた、様々な楽しみ方があります。

1. 一輪挿しや花束にして鑑賞する

秋の七草の最もシンプルで美しく楽しむ方法は、花瓶に飾ることです。
萩の繊細な枝ぶりや、桔梗の星のような花を一輪挿しにするだけでも、部屋に秋の風情が漂います。
七草すべてを集めて花束にすれば、秋の野山をそのまま切り取ったような豪華な飾りになります。
お月見の時期には、ススキをメインにした花束がおすすめです。

2. お月見の飾りとして風情を楽しむ

秋の風物詩であるお月見。
ススキを飾る習慣は有名ですが、他の秋の七草も一緒に飾ると、より一層風情を感じられます。
満月と美しい七草を眺めながら、月見団子をいただく、そんな贅沢な時間を過ごしてみませんか。

3. 押し花やドライフラワーにする

せっかく手に入れた秋の七草を、長く楽しみたいと思う方も多いでしょう。
秋の七草は押し花やドライフラワーにするのにも適しています。
特に、ススキや藤袴などは乾燥しても美しさを保ちやすいため、簡単にドライフラワーにできます。
生花の美しさと、時を経たドライフラワーのノスタルジックな雰囲気とで、二度楽しむことができておすすめです。

4. 和歌や俳句の題材として文学に触れる

秋の七草は古くから和歌や俳句の題材として愛されてきました。
秋の七草を眺めながら、昔の人たちが詠んだ歌に思いを馳せる、あるいは自分で俳句を詠んでみるのも風流な楽しみ方です。
花を通して日本の豊かな文学文化に触れることができます。

秋の七草は、現代の私たちにも、季節を感じ、暮らしを豊かにするためのヒントを与えてくれます。
ぜひ様々な方法で、秋の七草を楽しんでみてください。




秋の七草は食べれない?

秋の七草は食べれない?

秋の七草と春の七草は、その楽しみ方が大きく異なります。
春の七草は七草粥にして食べ、無病息災を願う習慣がありますが、秋の七草は食用ではありません。

春の七草は「食用」、秋の七草は「観賞用」

秋の七草は、ススキ撫子女郎花藤袴桔梗7種類です。
これらの植物は、その美しさを愛でて楽しむためのものであり、食用には適していません。
中には、葛のように根が葛粉や葛根湯として利用されるものもありますが、花や茎を食べることはありません。

毒性を持つ植物も含まれている!?

秋の七草の中には、毒性を持つ植物も含まれています。
例えば、桔梗の根は生薬として使われることもありますが、素人が安易に摂取すると中毒を起こす可能性があります。
また、他の植物も食用としての安全性は確認されていません。誤って食べてしまうと、体調を崩す危険性がありますので、絶対に口にしないでください

春の七草と混同しないように

七草という名前が共通しているため、春の七草と混同してしまう方もいるかもしれません。しかし、これらは全く別の植物です。
春の七草は無毒で食用に適していますが、秋の七草は鑑賞を目的としたものです
この違いをしっかりと理解して、安全に秋の風情を楽しんでください。




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まとめ

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秋の七草は、春の七草と違い、眺めて楽しむものです。
萩、ススキ、葛、撫子、女郎花、藤袴、桔梗。
それぞれの花が持つ美しさを知ることで、秋の風情をより深く感じられることでしょう。

&YOUKAENでは季節の植物を豊富に取り揃えております。
お月見の飾りや秋の花束など、皆さまの秋の暮らしを彩るお手伝いをさせていただきます。
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