《Re:think “知ってる花”の、知らない横顔》vol.2 Re:think 知ってる花を考え直す春 ―染めのチューリップとの出会い
大切な方へ、感謝の気持ちを贈りませんか?
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「咲いた、咲いた、チューリップの花が♩」でお馴染みの童謡や小学校の授業など、
小さな頃から親しんできた、春の花「チューリップ」。
花屋さんに並んでいても、あまりに見慣れたその姿に、
目に入ってもそのまま通り過ぎてしまうことはありませんか。
花屋である私たちも、かつてはそうだったのかもしれません。
染めのチューリップに出会うまでは。
「知っているつもりだった」チューリップ

「春の花といえば?」と聞かれたら、
多くの人が真っ先に思い浮かべるのがチューリップではないでしょうか。
赤、白、黄色。
花壇に整然と並んで咲く姿を思い浮かべるのは、とても簡単です。
それはきっと、私たちの中に
「チューリップとはこういう花」というイメージが、
いつの間にか出来上がっているから。
そして、そのイメージそのものを
チューリップのすべてだと思ってはいなかったでしょうか。
染めのチューリップと向き合う

数年前のある春。
見慣れたチューリップの中に、ふと足を止めてしまう花がありました。
根元から先に向かって、ゆるやかに変化していくニュアンスカラー。
よく見ると、やわらかなクリーム色の花びらに、
セピア色の細い線が何本も走っています。
それが、染めのチューリップとの出会いでした。
これまでにも、染めの花には数多く触れてきました。
けれど、自然界ではなかなか見られない強い発色に、どこか「作られたもの」という印象を拭えずにいたのも事実です。
しかし、このチューリップのやわらかな色合いは、そんな先入観を静かに覆してくれました。
「知らない横顔」という視点

セピアに染まったチューリップを観察していくうちに、
染めによって浮かび上がる脈は、
ただの水の通り道ではないことに気づきました。
それは、チューリップが生きている証そのもの。
生命の流れを、そっと可視化したもののように感じられたのです。
すでに知っていると思い込み、疑うこともなかったチューリップ。
「染め」という技術を通して改めて向き合うことで、
一本一本の違いや個性に、自然と目が向くようになりました。
まるで、
ずっと知っていたはずの花の「知らない横顔」を
垣間見たような感覚。
こんな体験を、お客様にも届けられたなら。
そんな思いが、少しずつ形になっていきました。
この花束について


染めのチューリップを中心に束ねた花束「Re:think」。
サイズは2種類でご用意しています。
花はあくまでもチューリップが主役。
そのほかは、春を感じさせるやわらかな小花やグリーンを添えました。
春の花束ではありますが、季節はまだ1月。
花屋の扉を出れば、外の空気は真冬の冷たさが残っています。
春らしいフレッシュさの中に、
早春特有のひんやりとした空気感も、そっと束ねました。
同じものは、ひとつとしてない
同じ品種、同じ色であっても、
チューリップは一本一本、まったく違う動きを見せてくれます。
切花になってからも、光を求めてぐんぐんと伸びていく姿は、
チューリップならではの魅力のひとつ。
その花だけが持つ表情を見つけながら、
日々の暮らしの中で楽しんでいただけたら嬉しいです。
知っている花が、少し違って見えるとき

「染め」、そして「変わり咲き」。
どちらも、花に携わる人にとっては
すでに見たことのある存在かもしれません。
けれど、普段あまり花に触れる機会のない方が見たとしたら、
そこにはまた違った驚きや発見があるのではないでしょうか。
自然の不思議に目を留め、
その面白さを誰かに伝えたくなる。
そんな輪が、少しずつ広がっていくことを願っています。
大人になるにつれて、新しい発見は減っていくのかもしれません。
でも本当に、「知っているもの」は知り尽くしているのでしょうか。
「知っていると思い込んでいたもの」を
改めて見つめ直してみる春を。
&YOUKAENは、この花束とともにお届けします。
Re:think.
知っている春を、考え直す花束。
Jan 27, 2026
