初心者でも簡単!プロが教えるワイルドフラワーの飾り方と長持ちさせるコツ
個性的でおしゃれなワイルドフラワーが届いたら、その生き生きとした美しさを、一日でも長く楽しみたいですよね。
「お手入れって難しそう…」と感じる方もご安心ください。
ほんの少しのコツを知るだけで、ワイルドフラワーは驚くほど長く、あなたの暮らしに寄り添ってくれます。
このページでは、お花のプロが実践している、初心者の方でも簡単にできる飾り方と長持ちの秘訣を、ステップバイステップでご紹介します。
【Step 1】飾る前にひと手間!美しさが変わる「基本の準備」
お花が届いたら、まずこの3つの準備を行いましょう。これを「水揚げ」と呼び、人間でいう準備運動のようなものです。
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✂️ ラッピングを外し、茎の葉を整理する
優しくラッピングを外し、茎を束ねている輪ゴムや紐も取り除きます。次に、花瓶の水に浸かってしまう部分の葉は、手で丁寧に取り除きましょう。葉が水に浸かると雑菌が繁殖し、お花が傷む原因になります。
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💧 茎の先端を水中でカットする(水切り)
バケツなどに水を張り、その水の中で茎の先端を1〜2cmほど斜めにカットします。水中できることで、切り口から空気が入るのを防ぎ、お花が水を吸い上げる力を最大限に引き出せます。
プロのワンポイント
切れ味のよい清潔なハサミやナイフを使いましょう。茎の繊維を潰さずに切ることが、水の吸い上げを良くする秘訣です。
【Step 2】魅力を引き出す「おしゃれな飾り方」
ワイルドフラワーのラフな魅力を引き出す、簡単な飾り方のステップです。完璧を目指さず、リラックスして生けてみましょう。
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花瓶を選ぶ
口が広すぎず、ある程度の重さがあるガラスや陶器の花瓶がおすすめです。茎が広がりすぎず、安定して飾れます。
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主役から生ける
最も大きくて存在感のある花(プロテアなど)を最初に決め、少し短めにカットして花瓶に挿します。これが全体の土台になります。
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周りを埋めていく
主役の花の周りに、中くらいの大きさの花を、高さを少しずつ変えながら加えていきます。くるくると花瓶を回しながら、バランスを見て配置しましょう。
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グリーンで仕上げる
最後にユーカリなどの葉物を加え、全体のシルエットを整え、隙間を埋めたら完成です。少し無造作なくらいが、ワイルドフラワーをおしゃれに見せるコツです。
【Step 3】2倍長く楽しむ!「毎日のお手入れ」
日々の少しのお手入れが、美しさを長持ちさせます。
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水の交換(毎日が理想)
毎日、または2日に1回は花瓶の水を換えましょう。その際、花瓶の内側のぬめりもきれいに洗い流すのがポイントです。
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切り戻し
水換えのタイミングで、茎の先端を少しずつカット(切り戻し)してあげると、水の吸い上げが常にフレッシュな状態に保たれます。
ありがちな失敗と、その防ぎ方
| 失敗例 | 原因 | 対策 |
| すぐに元気がなくなる | エアコンの風や直射日光 | 風や光が直接当たらない、涼しくて明るい場所に飾りましょう |
| 水が濁って匂いがする | 水中の葉、水換え不足 | 飾る前の下準備を徹底し、こまめな水換えを心がけましょう |
| 茎がぬるぬるになる | 雑菌の繁殖 | 水換え時に茎も優しく洗い流してあげると効果的です |
【ワイルドフラワーは2度美味しい!】ドライ化させて、二度楽しむ方法
ワイルドフラワーの多くは、ドライフラワーとしてもその美しさを保ちます。
まだ元気なうちに、風通しの良い日陰に逆さに吊るしておくだけ。1〜2週間ほどで、アンティークな風合いの美しいドライフラワーが完成します。生花とはまた違う、時の経過が作り出す美しさをぜひお楽しみください。
まとめ:ラフさを楽しむのが、一番のコツ
ワイルドフラワーを美しく飾る一番の極意は、完璧を目指さず、その不揃いなラフさを楽しむ心です。
ぜひこの記事を参考に、気軽に、あなただけのスタイルでワイルドフラワーとの暮らしを始めてみてください。
Oct 20, 2025