《バラにおぼれる30日間 -la dolce vita》#1 贅沢な深呼吸をお届けする保科バラ園の定期便

秋、それは四季の中で最も芳醇な季節。

夏の喧騒が遠のき、澄んだ空気が流れ込む秋。
朝の逆光に、秋バラの香りがふわりとほどけていく──。

あなたにとって秋といえば、何を思い浮かべますか。
芸術の秋、スポーツの秋、食欲の秋。
そして、花屋にとっては「秋バラの季節」が始まるときです。

バラは一年を通して見かける花ですが、実は二度の旬を持ちます。
ひとつは春。そしてもうひとつが、より色濃く香り立つ秋。
秋バラは、四季の中でもひときわ美しく、芳醇な香りを放つのです。

秋の訪れを知らせる「香り」

気温が下がるだけで、人は秋を感じるのでしょうか。
私たち&YOUKAENは、人々が心から秋を喜ぶ理由のひとつが「香り」だと考えます。

秋の果実は実りとともに豊かな香りを放ちます。
その芳しさに気づいた瞬間、私たちは秋の訪れを知り、心から季節を受け入れるのです。
そして花屋として真っ先に思い浮かぶのは、やはり芳醇な香りをまとった秋バラでした。

秋の喜びを映す、保科バラ園のバラ

東京タワーよりも標高の高い、長野県中野市にある「保科バラ園」。
バラの美しさに魅せられた生産者・保科利徳さんが、育種から生産までを一貫して手がけています。

秋に届く保科バラ園のバラは、力強くしなやかでナチュラル。
特にスプレー咲きの品種は生命力にあふれ、バラ本来の魅力を映し出します。

夏を越えた秋バラは色合いに深みを増し、香りもより豊かに。
箱を開けた瞬間に広がるのは、フレッシュでありながら濃厚なバラの香りです。
思わず深呼吸したくなるその芳しさこそ、私たちが秋に届けたい贈りものなのです。

Concept Story ─ 深呼吸というご褒美

秋は、祈りが実りへ姿を変え、感謝が静かに満ちていく季節。乾いた透明な空気に、土や落ち葉、木々の気配がふっと立ちのぼる。ウッディに寄る落ち着きの香りが、逆光の朝をそっと押し出し、胸の奥まで呼吸が届くーー

その瞬間、実りというご優美が全身をめぐる。
わたしたちのオータムギフトはその”実り”を香りで手渡す、バラのコレクション。
産地を知り尽くした花屋が、香り立ち・持ち・佇まいの均衡で選び抜いた品種だけを束ねます。サブスクなら30日間、週ごとに変わるバラが、バラにおぼれる暮らしを約束し、単品でも、秋を特別にしてくれる。

いま、贈りものが「映え」へ傾くほどに、香りという体験が届きにくい。だからこそ、写真の外にある「空気の変化」を、贈り物の中心に据えました。箱を開けてバラと目が合う。ひと息、深く。実りの気配が、言葉よりやわらかく「ありがとう」を運んでくる。

バラにおぼれる30日間。La dolce vita
香りで感じる豊かな秋を、あなたと、大切なひとへ。