大王松と南天を使った水引の正月飾り
特におすすめなのが、こちらのお正月飾りです。
【なぜおすすめ?】
・この記事でもご紹介した「難を転ずる」という最高の縁起物である「南天」を使用しています。
・「不老長寿」を願う「松」(松の王様と呼ばれる大王松)を使い、神聖な場所を示す「水引」で華やかに仕上げました。
・&YOUKAENのプロのフローリストがデザインした、他にはないモダンなデザインが特徴です。

「お正月」は、日本人にとって最も特別で大切な行事の一つです。
しかし、「お正月ってそもそも何?」「なぜお飾りをして、おせちを食べるの?」と聞かれると、意外と正確に説明するのは難しいかもしれません。
お正月の本来の意味や由来を知ることは、新しい年を迎える準備をより丁寧なものにしてくれます。
この記事では、「お正月の本当の意味」から「歴史」、そして「伝統的な過ごし方」、さらには「お正月飾りの種類と正しい知識」まで、新年を迎えるために知っておきたい情報を網羅的に解説します。
&YOUKAEN(アンドユーカエン)がおすすめする、現代の暮らしに合うおしゃれなお正月飾りもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

まず、「お正月とは?」という根本的な疑問にお答えします。単なる「年の始まり」だけではない、深い意味が込められています。
お正月とは、新しい年の健康や五穀豊穣をもたらしてくれる「年神様(としがみさま)」を、各家庭にお迎えしてお祝いする行事です。
年神様は、私たちの祖先の霊とも言われており、新年の初めに山から降りてきて、私たちに幸福を授けてくれると信じられてきました。
つまり、年末に大掃除をし、お正月飾りを準備し、おせち料理(御節供)を作るのは、すべて年神様を心からもてなし、お迎えするための大切な準備なのです。
例えばキリスト教圏の多くでは、「ニューイヤー」は家族や友人とカウントダウンパーティーで盛り上がるお祭り的な側面が強いです。
一方、日本のお正月は「年神様をお迎えする神聖な行事」であり、家族と静かに過ごし、一年の幸せを祈るという点が大きな特徴です。
一般的に「お正月」というと、1月1日の「元日(がんじつ)」、または1月1日~3日までの「三が日(さんがにち)」を指すことが多いです。
しかし、本来は年神様がいらっしゃる期間である「松の内(まつのうち)」まで(関東では1月7日まで、関西では1月15日までが一般的)を指す、広い意味もあります。

「年神様をお迎えする」という風習は、どのようにして現代のお正月の形になったのでしょうか。
その歴史をたどってみましょう。
お正月の起源は、古代日本の農耕文化にあります。
稲作が生活の中心だった時代、人々は収穫への感謝と翌年の豊作を祈るため、年の初めに祖先の霊でもある「年神様」をお迎えする信仰を持っていました。
これがお正月の原型です。
奈良・平安時代になると、中国から「元旦(年の最初の日)」や「節句(季節の節目)」という暦の考え方が伝わりました。
これが日本の古来の信仰と結びつき、宮中では元旦に天皇が神々を拝み、臣下から祝賀を受ける儀式が行われるようになりました。
鎌倉時代以降、武家社会にもお正月を祝う文化が広まります。
江戸時代になると、庶民の間でも「お正月」は一年で最大のイベントとして定着しました。
私たちが今も行う「門松」や「しめ縄」を飾り、おせち料理を食べるという風習の多くは、この時代に一般化したと言われています。
明治時代に入り、日本は旧暦(太陰太陽暦)から新暦(グレゴリオ暦)を採用しました。これにより、お正月は「1月1日」に固定されました。
現代では、年神様への信仰といった宗教的な意味合いは薄れつつあるかもしれません。
しかし、「お正月」は今もなお、「家族や親戚が集まる大切な節目」「日本の伝統文化を再認識する機会」「新しい年が始まる清々しいスタート」として、私たち日本人に深く根付いています。

お正月は、年神様をお迎えし、お祝いし、お見送りするまでの一連の流れがあります。代表的な過ごし方を見ていきましょう。
大晦日は、お正月の前日、いわば「お正月イブ」です。
・大掃除の完了: 年神様をお迎えするために、家の中の煤(すす)や汚れを払い、きれいにします。
・年越しそば: 「一年の厄を断ち切る」「細く長く健康でいられるように」という願いを込めて食べます。
・除夜の鐘: 仏教の教えで108あるとされる煩悩を、鐘の音で払い清めて新年を迎えます。
元旦は、年神様が訪れる最も重要な日です。
・初日の出: 新年の最初の日の出を「年神様が降臨する瞬間」として拝みます。
・おせち料理・お雑煮: 本来は年神様へのお供え物(御節供)です。そのお下がりを家族でいただくことで、神様の力を分けてもらい、一年の無病息災を祈ります。
・初詣: 地元の神社(氏神様)や大きなお寺・神社へ新年のご挨拶に行き、一年の感謝と新たな願いを伝えます。
・新年の挨拶: 家族や親戚、近所の方々と「あけましておめでとうございます」と挨拶を交わします。
・お年玉: もともとは年神様からいただいたお餅(御年魂)を分けたのが始まりとされ、子どもたちに新年の祝福を分ける意味があります。
・書き初め: 新年の抱負や目標を毛筆で書きます。
お正月飾りの準備は、お正月を迎える上で最も大切なことです。
なぜなら、これらはすべて「年神様」をお迎えするためのおもてなしの道具だからです。
お花屋さん(フローリスト)の視点から、それぞれの意味と役割を詳しく解説します。

・役割: 年神様が迷わずに家に来てくれるための「目印(依り代)」です。家の門や玄関の前に一対で飾ります。
・特徴: 縁起の良い植物で構成されています。
松…… 常緑樹で一年中青いため「不老長寿」の象徴。
竹…… 成長が早く、まっすぐ伸びるため「生命力・繁栄」の象徴。
梅…… 寒い中、他の花に先駆けて咲くため「気高さ・開運」の象徴。

・役割: 神様を迎える「神聖な場所」であることを示す結界です。不浄なものが中に入ってこないようにする魔除けの意味もあります。
・特徴: 稲わらを編んで作られ、そこに縁起物を組み合わせます。
裏白(うらじろ)…… 葉の裏が白いことから「潔白・清廉」の象徴。
ゆずり葉…… 新しい葉が出ると古い葉が落ちるため「子孫繁栄」の象徴。
橙(だいだい)…… 実が木から落ちずに大きくなるため「家が代々栄える」象徴。

・役割: 年神様へのお供え物であり、神様の力が宿る場所(依り代)です。
・特徴: お餅を二段重ねにするのは「円満」「福が重なる」という意味があります。上に乗せる橙は、前述の通り「代々栄える」という願いが込められています。

初詣などで授かる、矢の形をしたお守りです。「魔を破る矢」として、一年の厄除け・魔除けの意味があります。

羽根つきに使う羽子板は、女の子の無病息災を願うお守り(厄除け)として飾られます。

お正月飾りの意味がわかったところで、次に大切なのが「飾る時期」です。
これには縁起の良い日、悪い日がありますので、ぜひ覚えておいてください。
お正月飾りは、クリスマスの25日が終わった後、大掃除を終えたタイミングで飾るのが一般的です。
特に「12月28日」がおすすめです。「八」が末広がりで縁起が良いとされているため、この日に飾るのが最良とされています。
遅くとも、30日までには飾り終えるようにしましょう。
逆に、飾るのを避けるべき日が2日間あります。
・12月29日: 「二重苦(にじゅうく)」や「苦(く)」につながるとされ、縁起が悪い日です。
・12月31日: 大晦日に飾ることを「一夜飾り」と呼びます。これはお葬式の準備と同じ(一夜限り)で、年神様に対して失礼にあたるとされています。
お正月飾りは、「松の内」(年神様がいらっしゃる期間)が終わったら片付けます。
この松の内は地域によって異なり、関東では1月7日、関西では1月15日(小正月)までとすることが多いです。
片付けた飾りは、神社などで行われる「どんど焼き(左義長)」で、感謝を込めてお焚き上げしてもらうのが丁寧な方法です。

「お正月の意味や伝統は大切にしたい。でも、現代の住まいに大きな門松やしめ縄は置けない…」 そんなお悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。
&YOUKAENでは、年神様をお迎えするという伝統的な意味を大切にしながら、現代のマンションや玄関にもすっきりと馴染む、おしゃれなお正月飾りをご用意しています。
特におすすめなのが、こちらのお正月飾りです。
【なぜおすすめ?】
・この記事でもご紹介した「難を転ずる」という最高の縁起物である「南天」を使用しています。
・「不老長寿」を願う「松」(松の王様と呼ばれる大王松)を使い、神聖な場所を示す「水引」で華やかに仕上げました。
・&YOUKAENのプロのフローリストがデザインした、他にはないモダンなデザインが特徴です。

「お正月」について、その深い意味や歴史、過ごし方までご理解いただけたでしょうか。
1.「お正月」とは、新年の健康と幸福をもたらす「年神様」をお迎えする、日本古来の大切な行事です。
2.「お正月飾り(門松・しめ縄など)」は、年神様をお迎えするための大切な「目印」や「結界」の役割があります。
3.飾る時期は「12月28日」がベスト。「29日(苦)」「31日(一夜飾り)」は避けましょう。
お正月の意味を知り、心を込めて準備をすることで、新年はきっと素晴らしいものになるはずです。 &YOUKAENがお届けするおしゃれなお正月飾りで、晴れやかな新年をお迎えください。
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